ドア通信INFORMATION

なぜ日本の新築住宅は「I型対面キッチン一択」なのか。固定概念を手放せば自由な間取りで暮らせる!

2026.01.23

理想のキッチンはどんなものでしょう?

皆さんが描く理想のキッチン

それってもしかしてリビングの方を向いたI型の物ではありませんか?

 

なぜ、年齢や家族構成を問わず、日本人の多くがI型キッチンを望むようになったのか。

今回は、住宅会社の立場から「そうなる理由」と、もっと豊かに暮らせるヒントをお伝えします。

 

キッチンには考え方の根底が現れる

 

欧米の映画などを見ると日本のキッチンとはそもそも使われ方が違ってみえます。

 

アメリカのホームドラマには決まってキッチンがでてきます。

みんながそこに集まって今日あった出来事を話し、仲のいい友人がマグカップ片手にキッチンで立ち話をしている。

しかも、その友人は玄関からではなくバックドアから入ってくる。

 

そこには『コミニュケーション』が中心にあるようにみえます。

 

 

では日本の住宅はどうでしょう。

同じようにドラマを見ていると 

壁掛けTV → ソファー → ダイニングキッチン 

という配置で家族みんなでTVを見ながら食事や談笑をする。

こんなシーンが理想の家としてよく出てきます。

   

 

しかし、欧米の映画だと、キッチンでTVを見ながら食事や料理をしているシーンって見た

ことないですよね。

そもそも日本のドラマには食卓やキッチンのまわりにTVがあるのが一般的です。

 

 

I型キッチンには日本人のタイパ意識が根底にある?

 

私達がお客様から頂く間取りの要望には

「キッチンからTVがみえるようにしてほしい」という条件が多く、

また設計側も、TVがみえる配置にしがちです。

 

なぜだと思いますか?

それは日本人のタイパ意識の強さから来ています。

いろいろな役を同時に果たす奥さん(旦那さん)をサポートする為。

 

お料理をしながら、リビングで宿題をしている子や遊ぶ子の様子を見る。

その合間にTVから情報収集をして、音読の宿題を聞いて、宿題の確認印を押す。

子の動きに注視しながら浴室・洗面・キッチンを行き来。

子どもに何かあればサッと動く。

 

目・耳・手・足…体の全てを動かして、それぞれの役割をこなす。

つまり、日本のキッチンに求められているのは

「無駄なく動くこと」つまり「タイパ」が超重要視される場所なんですよね。

 

 

まさに『キッチンが司令塔状態』

 

家を売る営業マンも、「お子さんを見ながら家事ができていいですよ」なんて言います。

日本では、見えてないもの=不安 という考え方が特に強いと言われています。

そこをくすぐっているのかもしれませんね。

 

各社標準化している 『洗面を隣接させた回遊できるI型対面キッチンプラン』ですね。

 

子育て中の家庭であればそれが助かります。

我が家も夕方はバタバタとした暮らしをしていますから、その気持ちはとても分かります。

 

 

キッチンに求めている事

 

日本では前述のように多くの場合、

キッチン=家事の司令塔です。

そしてゴチャつきを隠したい。見られたくない場所。

 

 

一方欧米は

基本的に料理をする人を主役に、家族や友人が自然に集まる『会話』を重んじる場所です。

キッチン=みんなが集まる場所です。

キッチンはゲストを迎える場でもあるので、美しく誰にでも見せられる自慢の場所です。

 

ヨーロッパや北欧は個室のキッチンにして、食事の場所と料理の場所をあえて分けて料理に集中したいという文化だそうですよ。

料理への強い思いを感じます。

 

なぜI型対面一択になったのか

 

結論から言えば、多くの方が、「対面キッチンがいい!」と自発的に選んだというよりは、

 

『それしか見たことがないし、使ったことがないから』 

『みんなと同じがいい』

こんな思いから広まったのでは?と思います。

出典:LIXIL HPより画像引用

 

ショールームなどでは、対面型の展示が主流なので、

それ以外のキッチンだと「イメージがわかない」のではないでしょうか?

 

なぜ、そう思ったかというと、

ご夫婦のみの家庭でも、同じように要望を出されるからです。

 

これは、『暮らしに合った形』や『景色を優先した住宅』

を体験したことがないからだと気づいたのです。

 

 

脱 I型対面キッチンで間取りのバリエーションは格段に増える!

 

I型対面キッチンを30坪台の平均的なご家庭で想定すると4.5~6帖を要します。

さらに、4.5〜6帖の中には、食器棚も配置することがほとんど。

そうなると、I型の標準的なキッチンの長さ2.5mぐらいは必然的に必要になり、テーブルを横付けしたいとなると、さらに面積が必要です。

 

また、下の図のように回遊動線を作るなら、さらに通路分の面積が必要になります。

 

 

 一方、同じI型キッチンを壁側に向けて窓から外が眺められる配置にしたのが下の図です。

 

 

そうすると通路が削減され、大きなパントリーが取れるようになりました。

ダイニングテーブルも6人掛けの大きなものが置けるようになります。

 

キッチンのサイズも長くなって作業台が増えるだけではなく収納も増えます。

ダイニングがキッチンに入り込むことで孤立したキッチンというイメージはなくなります。

 

従来のI型対面キッチンならリビング側から冷蔵庫をはじめとしたキッチン家電がずらりと並んで見えがちですが、パントリーの陰になることで直接みえず

空間がキレイに見えます。これは大きな成果です。

キッチンの隣にはデスクスペースがあるので、宿題をするお子さんとも会話がしやすくなります。ここはお子さんのみならず、テレワークスペースや趣味をする場所としても重宝です。

 

 

どんな暮らしがしたいか、そこに間取りのヒントが

 

全ては家族構成によります。

必要以上に自分をみんなに寄せなくても、自分主体でいいのです。

 

・独占できる借景がある。

・食器は手洗いしたい。

・ネコを飼っている。

・夫婦で暮らす。

 

このような要素1つ当てはまるだけでもI型対面キッチン以外の選択肢を考えてみる価値があります。

 

 

春に予定している見学会で、Ⅱ型キッチンを採用したお宅をご覧いただけます!

 

これしか知らないから、勧められたからというのは本当にもったいないのです。

この機会に是非体感してください。

新居では豊かな暮らしがしたい!そう思う方はまずキッチンの位置から固定概念を解き放ってみると自分らしい暮らしがイメージできるかもしれません。

↑この物件ではありませんが、Ⅱ型キッチンのお宅のご見学を予定しています

 

4月に予定している『Ⅱ型キッチン』を採用したお宅の見学会の詳細はHPにてご案内します。

そのほか過去の実例や、直近の見学会をご希望の方下記リンクよりお問い合わせください。

 

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