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後回しになりがちですが・・・

2021.12.07

家づくりをしていて本当は楽しみたい家具、家電選びですが、どうしても後回しにされがちです。一般的には家のボリュームがわかる様になってくるとだんだん考え始める方が多いのではないでしょうか。特に家具は、スペースの感覚がわからないから出来上がってから探します~というオーナー様もいらっしゃいますが、定位置が決まっている家具や大きな家電はできるだけ打ち合わせ中に決めてしまった方が小さな家具家電選びがスムーズにすすみます。

定位置が決まっているものは案外限られています。例えばTVを選定するときによくあるケースですが、設計段階では●●インチにしようかと思っていましたが、家電量販店を見に行ったら思い切って大きくしようかと思っています~というケースです。設計段階で聞いていたサイズであればスペースに余裕があったものの大きくなることで予定より部屋が狭く感じるなど思い描いたようにいかない問題が急浮上することもあります。お店で見ると小さく感じますが家に置くと感じ方が変わります。加えて合わせる台もインテリアに合わない質感やサイズしか見つからないなど、家具・家電選びで家のイメージを大きく変えるなんてことにもなりかねません。

TV問題は意外にも様々な影響があります。前述のようにサイズもですが、壁掛けTVにするのかTV台に置くのかなど早めに決断することで工事の段取りや手持ち資金の配分が変わる場合がでます。

 

大きな家具の一つであるソファー。こちらの写真の事例の様に壁に囲われたスペースは特に建築と一体になる製作ソファーでおさめると材料が他の部位と合っているので散らかって見えません。

TV台とソファーの樹種を全体のインテリアテイストと合わせている事例です。サイドテーブルの中に小さな可動間仕切りをいれて使い方の幅を広げました。お子様のおままごとにも一役買う作りになっていますよ。打ち合わせで家具の寸法や形がきまるとコンセントの位置も操作できます。

家具や家電選びを後回しにすると少しもったいない。購入したいものがあらかじめ決まっている場合は設計段階から是非お伝えください。それに似合ったサイズ感が必要です。毎日使うところやお客様の目に触れるところは是非家づくりのタイミングと並行して検討してみませんか?