オーナー様の声OWNER'S VOICE

趣味と共に暮らす家、人の集まる家。

VOICE02

U様邸竣工H17.4

趣味と共に暮らす家、人の集まる家。

南側と東側の壁の上部に設けられた窓から陽光が射し、家の中はいつも明るく暖かい。 吹き抜けの天井は、家全体にゆとりを感じさせ、落ち着いた印象を与える。


ふたりの趣味やこだわりを、贅沢なまでに取り込んだ家。

ご主人は「音楽」、奥様は「お茶」と、ご夫婦それぞれにステキな趣味を持つUさんご夫妻。ご主人の趣味室として設けられたシアタールームには、ベースやCDがずらりと並んでいます。黒と白を基調としたシンプルかつオシャレな雰囲気はもちろんのこと、オーディオとスピーカーが奏でる音響の良さも魅力的。音楽を楽しむのにふさわしい空間です。

また、「お茶の先生である母から作法を学びたい」と考えた奥様が希望したのは茶室。水屋や炉壇といった従来の様式を守りつつも、間接照明や仕掛け床の間などを取り入れた、D.O.Aスタイルの茶室が完成。他にはない趣のある一屋となっています。

また、ダイニングから外を眺めれば、奥様の手入れが行き届いたガーデンに、季節の花々が美しく咲いています。ふたりの趣味を贅沢なまでに取り入れた家には、おふたりと共通の趣味を持つ友人たちが集まり、いつも楽しい時間が流れています。

月に1度開催されているお茶会の様子。茶室の窓から眺める、季節ごとの庭園の風景も見応え十分。特に雪景色がきれいなのだとか。


家事動線やライフスタイルに合わせた、アイディアたっぷりの設計。

「広い家だからこそ、できるだけ用事は1Fで済ませたいなと考えていました」と奥様。Uさん邸には、家事をスムーズにするための工夫が随所に見られます。

たとえば、浴室脇にあるバスコート。洗濯機から衣類を取り出したら、そのまま外に干し、乾いたら1Fのウォークインクローゼットに収納することができます。こうした設計は、奥様の家事動線を考えてのアイディアですが、「1Fに衣類を置いておくと、帰宅時や風呂上がりの着替えの時に、その都度2Fに行かなくて済むんです」と、ご主人も満足しているご様子でした。

また、生活に必要なものを1Fにまとめているため、2Fの寝室はゆっくりと休むためだけに用意されているかのよう。余計なものが一切ないベッドルームは、安眠のためだけの静かな空間です。

タイル貼りの床と白い壁でスタイリッシュにまとめられたご主人の趣味室。楽器を運ぶためにと設けられたドアからは、ガーデンを眺めることができる。


住まう人の個性を活かしつつ、そこに人が集まる空間を提案。

「家を建てたい」と考えたUさんご夫妻は、建築や施工例が掲載された雑誌を熟読したのだそうです。そして数ある施工会社の中からD.O.Aを選んだ理由は、「自分達が思い描いたイメージが、D.O.Aの家づくりの感覚と合っていると感じた」から。

“Uさんご夫妻とD.O.Aの相性の良さ”は、随所に見られます。たとえば、人が集まるリビングに備えられた格子状のパネルヒーター。暖房機器でありながら、ソファやテーブルといった他のインテリアにぴったりのアイテムになっています。

また、たくさんの来客を招くことができるようにと玄関を縦長にとり、広々とさせているのもアイディアのひとつ。玄関からリビング、ダイニング、和室へとつながる間取りの広がりも、大人数で訪れても狭さ感じさせません。そんな居心地の良い広さも、ここに人が集まる理由なのですね。

収納たっぷりの対面式キッチンカウンター。「たくさん人が集まっても、孤独感を感じないキッチンはお気に入りの場所のひとつ」と奥様。


担当者からひとこと

Uさん邸を手がける前は、ナチュラルな材質を使った優しい雰囲気の家が中心でした。しかし、Uさんご夫妻が持つセンスや家への想いをお伺いしていくうちに、「シックで落ち着いた雰囲気作りに挑戦してみよう」という案でまとまりました。

吹き抜けに映える黒い梁や、灯りを演出する建築照明など、それまで当社で取り入れたことのなかったデザインやアイディアを盛り込みました。私たちにとっても新しい可能性を見出すことができた、思い入れのつよいお宅です。

二級建築士 小檜山 清一