ドア通信INFORMATION

悩める掲示スペースの取り方

2022.02.15

忙しく過ぎる毎日。子育て世代のご夫婦は仕事と自分、子供と自分の距離の取り方に苦戦する毎日かと思います。私も毎日悩む日々を送っているひとりです。だからこそ日常のちょっとしたストレスを解消するお手伝いをしています。

お客様と打ち合わせをしているとほとんどの方から、掲示スペースが欲しい!とのご要望があります。その目的は大きく分けて2つ。一つ目は予定管理や情報管理。二つ目は写真や絵の掲示。

一つ目の予定の管理はそんなに難しくなく解決します。家族みんなが使うエリアでリビングからは見えない場所に設けます。マグネットを使って必要な情報を管理します。リビングから見えないところがポイント。見えない場所なのでたくさん貼ってもリビング側は散らかってみえません。

冷蔵庫を利用して貼り付けるのは便利でいいのですが、リビングがいくら片付いていても紙類が散乱して見えるので自ずと散らかって見えてしまいます。

二つ目の写真や絵の掲示については、少し慎重に考えなくてはなりません。額などに入った重い絵やポスターの場合は、直接壁にフックなどで取り付ける方法をお勧めしますが、日頃お子さんが描いた絵や作品の掲示の場合、どこが妥当かに重点を置いてご提案しています。できるだけ自然に、違和感なくを心がけています。

こちらの事例ではキッチンの隣のワークスペースの正面壁に仕掛けをしてマグネットが付く壁を設けています。(ブルーで囲んだ部分がマグネットが付く部分です)

表面がマットな質感なのでリビング側から見るとクロスと変わらなく見えています。頻繁に描くお子様の絵を簡単に入れ替えられたり強力につくので巷に出回っているマグネット商品を貼り付けて浮かせる文具収納などを利用すればデスクの清掃がスムーズです。

また、雰囲気に合わせてですが、こちらの事例では写真の黒く見える壁の部分が黒板になっています。チョークでの直接のお絵かきやマグネットを付けて遊ぶのも楽しそうです。

随分前になりますが、教師をされているお客様から教えていただいた話です。自分が描いた絵や作品をリビングに飾ってもらえるというのは、お子さんの成長に大きく影響を与えるのだそうです。すべてを飾ってあげるのは難しくても、上手にできたものをアートとして飾るというのもマイホームのありかたとして素敵なことだと思います。私たちはそんな作品がインテリアの一部に美しく溶け込むよう、お力添えをしていきたいと思います。