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外張り断熱の空間利用

2023.05.04

D.O.Aの断熱工法は外張り断熱と充填断熱の両方を行う付加断熱工法です(最近はW断熱などとも言われます)。当社の断熱は基礎の外側から屋根面で断熱する方法なので、床下や天井裏なども室内空間として利用できます。

今まで何回かに分けてご紹介してきましたが、まとめた形でご紹介します。外張り断熱のメリットを生かした空間利用の実例をご覧ください。

吹上天井

2Fリビングのこちらの施工中の現場を見に行くとこんな空間が広がっています。屋根の内断熱が見えます。もちろん断熱を覆うように気密シートもきっちり施工されて、その下に天井の下地が作られています。

こちらが完成時の姿。リビング空間のアクセントとして板を張った勾配天井になりました!屋根なりに大きな空間が広がりグット雰囲気がよくなりました。

こちらも2階リビングのお宅です。勾配天井の2階リビングは視界と風が抜けてとても気持ちがいい空間です。

そして、天井の素材が自然素材になることで、落ち着きも加わります。

こちらの空間はお子様の為の2階フリースペースとして計画されました。コーナー窓があり景色が楽しめる明るい空間です。

リビング階段を絡めた吹抜け+2階の勾配天井の二つの効果で空間の広がりはバツグン。1,2階の繋がりが取れているので姿がみえなくても家族の気配を感じられるお宅です。

こちらは、開放的な大きなリビング吹抜けを勾配天井にしたお宅。家に帰るとこの空間が迎えてくれます。ステージの様に広がる階段の踊り場も多目的に利用

そしてこの下は、大きなストックヤードになっていて、オーナー様もこの収納スペースは、設けてよかったとおっしゃっていました。

ロフト利用

屋根のW断熱の空間を利用するメリットの一つに、大きなロフトがつくれることです。

 

外張り断熱を有効利用してリビングは屋根なりの形状の吹上にしています。リビングの隣には子供部屋があり、ロフトが空間を繋いでいます。

リビングとロフト、子供部屋とロフトは視線が合わないので気配を感じながら『個』を確立させやすい空間になっています。子供だけではなく、大人も好奇心を掻き立てられる面白い空間です。ロフトって夏は暑くて居られないんじゃない?と思われるかもしれませんが、そこは外張り断熱の効果とD.O.AオリジナルのDECASを採用していますので、夏の暑い時期も温度はリビングとかわりません。

実はこのロフトの手法、20年近く前からD.O.Aでは実例があり、その家からインスパイヤされてつくられました。

↑20年近く前の実例

またロフトを趣味の収納スペースにする事例です。

2階寝室から緩やかな梯子を設置したので。荷物を持っての上がり降りも楽にできます。

ロフトは、趣味の品物をストックできます。

窓もあり明るい空間にできました。

また、構造用の合板でもこのような雰囲気になります。

床下空間利用

D.O.AのW断熱は、基礎も外側から断熱します。床下も室内とほぼ変わらない温度を保つことができます。

床を少し掘り下げると、また新たな空間を生み出すことができます。

写真中央の階段は2階へ上がるものと・・・・ その脇の階段は下へ下がります。下がった先にあるのは・・・

しっかり籠ることのできる書斎です。

この通り、1階のフロアより2段ほど下がっています。空間はつながっていながら視線を感じることなく程よく個室。ちょっとワクワクしてきませんか?

こちらのお客様はソーイングが趣味。子供とのやりとりや家事の合間の自分時間を充実させる奥様専用のスペースです。リビングのすぐ隣に設けているので『おかぁさーん』と呼ばれればすぐに対応できる場所にあり、作業途中でもそのままにしておけるので安心。もちろん急な来客でも対応可能です。 

リビングから2段ほど階段を下りた階段下スペースを利用していますので、大人一人が立って作業することもできます。D.O.Aの冷暖房システムDECASを採用しているので足元ももちろんあたたかです。

在宅ワークでもこのような場所があるならはかどりそうですね。

 

付加断熱は、長く住まうために重要な断熱性能を高めてくれますが、普段あまり利用されない空間の利用も可能にしてくれます。

以前には、床下空間を含め、ロフト収納もつくり、2階建て5層の空間を持つ建物もあります。

いろいろなご要望をお聞かせください。